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　甲斐国守護武田家に生まれ、家臣団と共に悪名高い父信虎を追放して武田家の家督を継ぎ、武田家を最強クラスの戦国大名にした武田信玄。「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」の有名な風林火山の軍旗を掲げ、信濃から関東にかけて勢力を拡大しましたが、越後の上杉謙信との衝突が生じ、謙信とは終生のライバルとなりました。信州川中島での五度に及ぶ戦いのうち、最大となる第四次川中島の合戦では、信玄の本陣に単騎乗り込んだ謙信が振るった太刀を信玄が軍配で受け止めたという伝説が生まれる程の激戦となりました。その後駿河へ進出した信玄は、室町幕府将軍足利義昭の要請により織田信長包囲網に参加、京の都を目指して進軍を開始します。途中の三方ヶ原で徳川家康軍に大勝しましたが、上洛の道半ばで病に倒れ、その生涯を閉じました。水害に苦しめられた甲斐国に治水のため今なお残る信玄堤を築くなど、領土を良く治めた名君の名とともに、率いた戦国最強軍団の伝説は上杉謙信と並んで今に伝えられています。そんな信玄が手にしていた物ということで、信玄グッズのデザインを軍配にしてみました。